【総集編】BIZCAMP in 伊万里
「BIZCAMP」は、BIZCAMP実行委員会が主催している「地域社会×学⽣×ビジネス=地域活性化」をテーマとした合宿型ビジネスコンテスト。
11回目の開催となる今回は、2018年2月29⽇(水)~ 3月3日(土)の3泊4日で、佐賀県伊万里市にて開催されました。
東北から沖縄まで全国から選ばれた18名の学生が6チームに分かれ、伊万里市を舞台とする新たなビジネスプランを提案しました。
BIZCAMP in 伊万里には、伊万里市ならびにNPO法人学生ネットワークWANが共催として、また、地元企業4社様(有限会社アリウラ、NPO法人まちづくり伊萬里、伊萬里まちなか一番館、永楽屋 ※順不同・敬称略)とクルーズ株式会社様、スローガン株式会社様が協賛企業として名を連ねました。
伊万里市内の多くの方々のご協力のもと、参加学生は、「伊万里市の地域課題を解決し、持続可能性のあるビジネスプラン」をお題に事業計画を練り上げました。
ビジネスを知り、伊万里を知る。
1日目は、”伊万里でのビジネスに協力して下さる方と出会う”ことを目的に市役所に勤める方々を招いた懇親会を行い、各課の職員から伊万里の現況をヒアリングしました。
さらに、翌日からの事業計画作成に向け、クルーズ株式会社の諸戸氏を招いた「新規事業立案講座」も実施されました。凝縮されたビジネスのエッセンスを前に参加学生は真剣な表情でメモを取っていました。
伊万里市内をフィールドワークし、そこで得たアイデアを元に新たなビジネスプランを構築。
2日目目からは、”課題抽出フィールドワークとビジネスを知る”ことを目的に、学生は、市内各所を自分の足で巡り、また、損益計算についてのレクチャーを受けました。
フィールドワーク先には、伝統産業から地場産業、観光までいくつかの分野で活躍する伊万里の方々の仕事場を選定し、直接お話を伺う場を設けました。
2日目、3日目は昼夜問わず、4日目の最終発表に向け、睡眠時間を削ってチームでの話し合いを重ね続けました。
伊万里市民の方々の前でビジネスプランを発表。
最終日、4日間のプログラムを通して練り上げたビジネスプランを発表する報告会が開かれました。
報告会には、塚部伊万里市長の他、30名以上の伊万里市民の方々が見学にいらっしゃいました。
参加学生からは、「ジビエを利用した地域間連携ビジネス」や「伊万里焼きを活用したブライダル関連ビジネス」のようなビジネスプランが提案されました。
審査の結果、一位を取ったチームは、「伊万里駅のプラットホーム化」を軸としたビジネスプランを発表しました。
どのチームも、伊万里に初めてやってきた”ヨソ”の視点と伊万里でヒアリングした掴んだ”ウチ”の視点を上手くプランに取り込んでおり、審査員、ならびに見学にいらっしゃった市民の方々からも厳しい指摘があった反面、興味深いという声も多く聞こえました。
おわりに
BIZCAMP in 伊万里の初日、参加学生には、伊万里市役所の方から「まずは伊万里のファンになって欲しい」というメッセージがありました。
参加学生のほとんどは、これまで伊万里市には縁もゆかりもない学生ばかりでしたが、最終日に開催した報告会での自己紹介では、全員が「また伊万里に来たい」「今度は伊万里で○○がしたい」などと短期間の滞在であったにもかかわらず愛着溢れる言葉を述べていました。
BIZCAMPでは、「地域社会×学⽣×ビジネス=地域活性化」を理念に掲げていますが、自己紹介での参加学生の伊万里愛溢れるメッセージもきっと、ヨソモノである学生と地域の方々が直接触れ合い、街を良くするビジネスプランを懸命に考え抜いたからではないでしょうか。