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「1から10まで携わり、ママと子どもの未来を応援します。」株式会社リトル・ママ 古賀夏海さん【ミライロ仕事図鑑】

「福岡商工会議所NEWS(福岡商工会議所会報誌)」の内の企画「ミライロしごと図鑑」では、

“次世代学生が成長企業を取材し、自分が将来活躍するフィールドを探しにいく”
をテーマに、「福岡」という枠組みに囚われず、面白い取り組みに挑戦する企業を紹介しています。

第5回目となる今回(会報誌8月号)は、株式会社リトル・ママ 古賀夏海さんに、『10年後』をテーマにお話を伺いました。

NPO法人学生ネットワークWANは、この「ミライロしごと図鑑」の取材・記事執筆を担当しています。
PDF版はこちらからご覧いただけます。

今月の取材先:株式会社リトル・ママとは?

紙・WEB・リアルの3つのメディアを通して、「全国のママと子どもの明日を応援」していくことを理念に掲げ、育児支援を行う福岡の企業。全国で35万部を発行する紙メディア「リトル・ママ」事業のほか、主要都市ではファミリーイベント「リトル・ママフェスタ」を開催している。

ー現在のお仕事について教えてください。

私は企画・営業を担当しています。企画の面では、親子向けに PRしたいという企業にヒアリングに行き、その内容をもとに企画を考え、お客様にご提案しています。営業の面では、毎月発行している情報誌「リトル・ママ」に載せる広告の営業や、年に20 回ほど全国で開催している親子向けイベント「リトル・ママフェスタ」のブース出展の営業を行っています。

ー次回リトル・ママフェスタは、福岡では 8 月に開催されるそうですね。

リトル・ママフェスタは、ママたちが欲しい情報の提供や、おむつや離乳食、ミルクなどのサンプリングなどを通じて、ママと企業をつなぐ役割を担っています。また家族全員で楽しんでもらえるよう、フェスタの中で、ハイハイレースや撮影会、ステージイベントなどを企画し、開催しています。私はこのレースや撮影会をメインで担当しています。

ー仕事をしている中でモチベーションが上がる時はどのような時ですか?

リトル・ママフェスタなどのイベントの時です。様々なイベントで、実際にママや子どもたちが笑っている姿を見たり、ママたちに「イベントに参加してよかった」と言われたりすると、とても嬉しいです。

ーもともと子どもと関わるような仕事に興味があったのですか?

そうですね。もともと子どもが好きで、大学時代は教育学部で児童幼児教育を専攻していました。その学部で保育士や幼稚園の先生の免許が取れることと、母が保育士だったということがきっかけで、この仕事に興味を持ちました。

ーリトル・ママさんの魅力はどのようなところですか?

企画から準備、運営までというように、一つの案件について最初から最後まで関わることができるところです。1 年目から全てを任され、自ら考えて動いており、毎日がとても充実し ていて面白いです。わからないことがあったときは、先輩に聞いたり、先輩の案件に同行してその場で学んだりしています。同行した際に、いいと思ったことはその場でメモをして、後で実践するようにしています。社内では、いつも付きっきりで私の面倒を見てくれるわけではないので、それが苦しい時期もありましたが、入社当初から、一つの案件を始めから終わりまで全て責任を持ってこなしていかなければならなかったので、仕事における成長はとても早かったと感じています。
また、リトル・ママでは出勤時間自由制度やフリーアドレスなど様々な制度が導入されています。福岡で働く私が、東京や大阪のオフィスに出社することもできます。自分に合った働き方ができる点も非常に魅力的だと思います。

ーそんな憧れの仕事をする中で、普段心がけていることはありますか?

今年で入社 2 年目となり、新人が入ってきたので、一番年齢の近い私が積極的に話しかけたり気を配ったりしながら仕 事をしています。そしてもう一つ心がけているのは、「違う」と思ったことは「違う」と言うということです。会議の場はもちろん、普段社長や先輩・後輩と意見交換をする際にも、「違う」と感じたらその場で言うようにしています。

ー会社の方全員と密にコミュニケーションを取っているのですね。今まで仕事で失敗した経験はありますか?

たくさんありますね。例えば、ヒアリングが足りていなかったために、クライアントの求めているゴールと私たちが企画書として出したものが合致しなかったことがあります。その経験を踏まえて、クライアントの方とお話しする際には、説明ばかりをするのではなく、雑談を交えながらお話を聞くようにしています。その中でクライアントの何気ない言葉から「相手が求めているもの」を引き出すことができればいいな、と。そこから問題の解決策や、私たちリトル・ママが提供できる商品が見えてくると思います。失敗したときは落ち込みますが、先輩に相談に乗ってもらい、乗り越えるようにしています。

ーこれまでの仕事を通じて感じている、今の子育ての課題はありますか?

少子化が進む今、それを防ぐためには、ママたちに「ママになることは楽しい」と思ってもらわないといけないと思っています。まだまだ不安でいっぱいのママもたくさんいると感じていますし、福岡は特に転勤で来たママが多いので、孤独でママ友がいない人もたくさんいます。だからリトル・ママは、 子育てを楽しめるコンテンツを提供したり、もっと手軽にママ友を作ることができる「ママ友コミュニティ」を提供したりすることができればいいなと思います。

ー最後に、古賀さんの10 年後の目標を教えてください。

リトル・ママには様々な部署があり、リトル・ママフェスタなどのイベント専門の部署もあります。イベントにとても興味があるので、いつかはイベントのコンテンツを考え、そのアイデアをもとにイベントの企画をしてみたいです。また私は、昇進して上に立ちたいという願望はそれほど持っていないのですが、これから入ってくる後輩からは信頼される人でありたいと思っています。
リトル・ママとしては、今のママユーザーに「リトル・ママ、とてもいいんだよ」という口コミを広げてほしいですし、日本中のママに弊社を知っていただき、リトル・ママっていいなと思ってもらいたいです。そのために私はまず、イベントでママに会った時、笑顔で接することから徹底したいと思っています。これからも、ママが楽しめるようなコンテンツをたくさん作れるよう、小さいことから一つ一つコツコツと頑張っていきます。

一つ一つのお仕事に真正面から取り組み、ママと子どもたち が楽しめるコンテンツを作りあげる姿勢が、とても印象的で した。また、仕事で自分の好きなことに取り組んでいる姿は 非常に輝いていると感じました。 古賀さん、貴重なお話をありがとうございました!