「日々の積み重ねが大きなインパクトとなる」WAN12・13期代表 中村 杏さんインタビュー!
こんにちは!「前に進む学生を応援するメディア」ガクログの編集長であるNPO法人学生ネットワークWANコアスタッフの浅田です!
今回はWANのOGで、外資系IT企業で働かれている中村 杏さんにインタビューを行ってきました!
WANを卒業し、現在社会人として働いているからこそわかるWANの価値について、お話していただきました!
NPO法人学生ネットワークWAN 12・13期代表
福岡女子大学在学中にWANの活動に出会い、代表としてイベント企画、メディア運営を実施。
卒業後の現在は、外資系IT企業でフロント営業として勤務中。
もくじ
1.学生ネットワークWANに入った理由は「理事長に圧倒され、この人のもとにいれば自分のなりたい像に近づくヒントがあるかもしれない」と感じたから。
2.WANでは、学生が自発的に活動できる環境があった。
3.「ゴールに向かって、日々のホントに小さな積み重ねが大きなインパクトにつながる」ことを、WANで体感できたから今がある。
学生ネットワークWANに入った理由は「理事長に圧倒され、この人のもとにいれば自分のなりたい像に近づくヒントがあるかもしれない」と感じたから。
ー(浅田)杏さんは2014年10月、WANに加入されたとのことですが、入ろうと思ったきっかけってあるんですか?
(中村さん)大学1年は学業に勤しんで、大学2年のときは1年間スリランカに留学していました。
帰国後は学外活動に積極的に関わっていましたが、どれも短期でミッションを終えるプロジェクトが多かったです。
その中で、”高校時代の部活”みたいに、組織人として同じ方向性で長期的に進み続けられる場所を探していたのが大きなきっかけですね。
(当時のことを懐かしむようにお話される、中村さん)
ー単発のプロジェクトに参加していたにもかかわらず、組織で取り組みたい!と思った理由ってあるんですか?
私自身、大学では一匹狼的なところがあって、一人で行動することが多かったんですよね。
ただ、「たくさんの人を巻き込んで大きなことを実現して、何かインパクトを残したい!」という想いを満たすためには、単発のプロジェクトでは物足りない部分があったので、組織に所属して、長期間同じ方向性に進み続ける活動してみたいなあって思って。
ーその中でもWANを選んだ理由ってあるんですか?
WANの理事長である森戸さんのセミナーに参加した際に、WANを紹介していただいた、というのもありますが、私の中には「人生をかけて自分はこうなりたい!」という理想があって、そのヒントが得られるかもしれないって思ったんです。
というのも、セミナー受講時に森戸理事長の頭の回転の速さや物事の捉え方を目の当たりにし、”圧倒される感じ”があって、「この人のもとにいればなりたい自分に近づくための何かヒントが得られるかもしれない」と思っていました。
ー確かに、僕もWANに入ろうと思った理由の一つとして、「この人のもとにいれば何かあるかもしれない」って思ったのはありますね!
◆森戸理事長についてはこちら!
『次世代人材の新しい働き方を創造する 森戸裕一』 ビジップ社員紹介Vol.12
WANでは、学生が自発的に活動できる環境があった。
ーでは、次に、WANに入ってからのお話をお聞きしたいと考えているのですが、入ってまず取り組んだことってなんですか??
まず理事長から与えられたミッションが「WANのミッションを創る」ことでした。
ちょうどWANが大きくコンセプトを変える転換期だったので、それに合わせてミッションを刷新しようということになりました。
そこでメンバーたち各々が「WANとして実現したいことってなんだろう?」を考えて、事務局の方々にも相談しながら、今のミッションである「みんなのやりたいを応援する」に辿り着きました。
ーそうだったんですね!そのミッションを決めた上で、WANではどういうことをやってきたのですか?
それからは、メンバー全員で決めた新しいミッションのもと、各々が持っている社会的な課題を解決するための企画を考えてみました。
私自身が社会的な課題として捉えていた「女性の働き方」の観点で、「これからのキャリアを考える」イベントを開催しました。
民間企業への就職を考えている学生は、就職活動中に自分の過去を振り返る機会、夢や目標を明確にして、どう実現させていくかを考える機会が多いと思います。
就職活動をしない学生、いわゆる専門性の高い領域(医学や法学など)で自己実現しようと考えている学生も、これからの自分のキャリアを考える場がほしいとの声を聞いて、イベント企画に至ったことが背景にあります。
その他、プログラミング言語であるRubyの女性向けイベント「Rails Girls」のサポート団体として関わったりと、私自身やWANメンバーの問題意識に準じて、やってみたい!と思ったことに取り組んできました。
ーそれらは「みんなのやりたいを応援する」WANだからこそ、できたことですね!
ちなみに、今WANでは地方創生の取り組みも行っているのですが、中村さんのときにやっていたことはあるのですか?
私の代では、佐賀県伊万里市や沖縄県などの情報を発信するために、Facebookのページを立ち上げて更新を始めたり、また伊万里市を何度も訪問していたりしました。
◆WANによる伊万里の活動についてはこちら!
浴衣で散策♬風情あふれる伊万里焼の街、大川内山
ー今では伊万里市のfacebookページのいいね!数が1万を超えて、伊万里市から大きな信頼を頂いているとともに、他にも信頼関係を築けている自治体さんも増えています。
その源泉として、中村さんたちの代がやってきたことが大きく寄与しているのは間違いないですね。現在WANでは全国19地域の関係人口・交流人口の増加支援も行っています!
◆WANの全国19地域の関係人口・交流人口の増加支援に関する活動についてはこちら!
地方に閉じている情報を都市部へ届けるお手伝い!
「ゴールに向かって、日々のホントに小さな積み重ねが大きなインパクトにつながる」ことを、WANで体感できたから今がある。
ーWANのメンバーとして、これまで様々なことを経験されてきたのですが、その中で学んだことってありますか?
一言で言うと、「ビジネスパーソンとしてのお作法」ですね。
WANでイベントを企画をする際、手始めに企画のゴール設定をするのですが、当初の私は「イベントを開催すること」をゴールに据え置いていました。
その時森戸理事長から「イベントは通過点に過ぎない。先々のシナリオまで描いた上で、そのイベントがどのようなインパクトを与えられるのか、考えなければならない」と教えていただきました。
それに加えて、ゴールに向かうための道筋に、決まったやり方や正解はないので、道なき道を開拓していくことに難しさを感じていました。
ー確かに、イベントをやってゴールではないですよね。同様に僕が今WANでやっているプロジェクトも道なき道を開拓していく感じで、正直大変だなーって思うことあります。
そうなんです。
一定の成果が上がるまでの過程においては、外部からの評価も受けづらいと思います。
だけどその中で、日々の本当に小さな積み重ねが大きなインパクトにつながることをWANを通じて実感しました。
地方創生のスキームで注目した佐賀県伊万里市の取り組みを例に挙げると、つながり0の状態からのスタートでした。
SNSやWebメディアを通じた継続的な情報発信、現地に足繁く通って地域イベントに参加するなど、本当に小さな小さな活動を日々積み重ねることで、WANの活動を地元メディアに取り上げていただいたり、伊万里市長へWANの活動をご報告する機会をいただいたりと、一定の成果を上げることができたのかなって思っています。
仕事って泥臭いことばかりですが、小さな小さな積み重ねを継続することがすごく大事です。
社会人になっても、同じことが言えると思います。
ーそうなんですか!社会人でそういう経験ってあったんですか?
はい、ありますね。
まだまだ日本では浸透していない新しい手法で取り組んだプロジェクトがありました。周囲から半信半疑の声も聞かれましたが、私なりにそのプロジェクトの成功を見込める根拠と成功するイメージを持って取り組んでみたんです。
新しい手法を通じて微量ながら種を蒔き続けた結果として、半年以上が経過した今、思いがけないところから芽が出てきている、そんな状況にあります。
このようなアプローチで成果を上げられたのも、WANでの経験があったからこそであって、この環境が自分を成長させてくれたと思っています。
ーWANでの経験って、社会で活躍するための糧になっているんですね!
自分も今のプロジェクトをしっかりやり遂げたいです!
そうですね!
WANの活動で満足いくまでやり遂げることができたら、社会人のスタートダッシュを思いっきり決められる!と私は確信しています。
私にとって大学時代とは、自分の関心ごとに対してとことん追求できる期間だと思っています。
その期間を存分に活用し、学生という身分をフルに使って、リスクを取るチャレンジをしてほしいです。
WANでは、共にチャレンジしてくれる仲間と、チャレンジを支えてくれる事務局の方々がいます。
活動に興味を持ってくださったなら、是非コアスタッフとして多様なチャレンジをしてほしいと思っています!
ーこの想いがWANに興味がある学生に届いてほしいです…!
今回はお時間をいただきありがとうございました!
今回インタビューの中で、WANでの経験を懐かしみながら、糸を紡ぐように引き出される杏さんの言葉によって、私自身今いる環境が、いかに自分にとって成長の場となっていることを再度感じる機会となりました!
WANという環境が、学生という立場での活躍だけでなく、社会人でも活躍できる素養を育ててくれるので、社会人でも活躍したい!地方創生というフィールドで成長したい!という学生の方は是非WANのメンバーになって、一緒に頑張りましょう!