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【第1回社会開発塾】 ビジネスと社会貢献という仕事

2011年11月25日(水)に株式会社オールアバウトにて、第1回社会開発塾が開催されました。

今回の社会開発塾は、社会起業の可能性~ビジネスと社会貢献という仕事~をテーマに講師の橋本博司さんをお招きし、社会貢献とビジネスをかけ合わせたビジネスで世界でご活躍される橋本先生に、「社会貢献とビジネスの可能性」についての授業を行って頂きました。

授業内で、ディスカッションの時間をとり、学生たちが実践的な国際貢献について真剣に話し合い、また学生の持ち込んだプランについて橋本先生にご相談、参加者でブラッシュアップを行いました。

株式会社ペイフォワード  橋本博司さん

‐講師プロフィール‐

新婚旅行での世界一周、飲食店経営を経て、現在はNPO法人HERO代表としてカンボジアの子ども達のために学校建設などの教育支援を行っている。

また、新規事業として株式会社ペイフォワードを立ち上げ、今年の12月より就職サイト『世界を変える就職ナビ』を公開予定。

本日の講座は、「社会貢献とビジネスの可能性について知ってもらうこと」を目的とし、先生の講義・ディスカッションを通して実践的な社会貢献ビジネスを体験しました。

-社会起業とはビジネス×社会貢献。何よりも「熱い気持ち!」が大切とのこと。講師の先生もカンボジアで出会った不条理な現実に「自分がやらねば!」と感じ、実際にNPO立上げにまで至りました。社会起業とは一体どのようなビジネスモデルなのかをご講義頂きました。「お金を出した人ではない人が、利益を享受する」という点で他のビジネスとは違っているそうです。なかなか定義がわかりづらい「社会起業」という分野ですが、「利益を得る人の違い」のお話で既存のビジネスとの違いが見えてきて、目からウロコのお話でした。

 

 

 

 

ディスカッション。「学校があっても家庭での家事に追われ、学校に来れない子どもがカンボジアの支援地域にいます。どうしたら全員が学校に行けるようになるでしょう?」というテーマでのディスカッション。テーマが発表されると、次々に質問が出てきました。「予算は?」「その地域は首都とは離れているの?」「学校って何時から?」参加者の皆さんはとても積極的です。

ディスカッション後、みなさんが意見を発表したのですが、これがまた面白い意見ばかりで驚きました。印象に残ったのは、「インフラを導入して、家事がない夜に学校にいけるようにすれば良い」という意見です。

 

-社会起業とはどのようなものか、社会起業家としてどのように生きていくのか、そして積極的なディスカッション。とても盛り上がり楽しい講座でした。

次回は12月21日GaiaX佐別当隆志さんの「企業はどのように社会貢献に関わっていくか」のご講義です。お楽しみに!